首都圏外郭放水路の見学に行ってきました
首都圏外郭放水路の見学に行ってきました。
首都圏外郭放水路とは、日本の首都圏の治水施設の一つであり、調整池の一種、埼玉県春日部市の上金崎地先から小渕地先にかけての延長約6.3km、国道16号直下深度約50m地点に設けられた世界最大級の地下放水路である。※wikipediaより引用
この首都圏外郭放水路は7,8年前くらいからずっと行きたいと思っていたのですが、アクセスも悪く、予約も取れず、平日のみしか見学できないということでずっと行けていませんでした。
しかし、2018年8月より見学が有料化・民営化されたことにより土日祝でも見学が可能となりました!
見学可能人数も2300人/月→約10000人/月と増えているので予約も取りやすくなったみたいです。
予約ページへの登録などが多少面倒ですが、登録して予約状況を確認した結果、見学のおよそ3日前の16:00の回に空きがあった為予約して見学してきました。
見学は1日7回(10:00・11:00・12:00・13:00・14:00・15:00・16:00)※所要時間約50分 行われていて、各回50人まで。事前予約が必須となっています。料金は1人650円(税込)
事前予約をネットから受付すれば、そのままクレジットカードでの支払いが可能です。
詳細は公式サイトよりご覧ください。
首都圏外郭放水路までの道のりは電車でのアクセスが悪いので、車で行きました。車がない場合は駅からバスがきているそうで、他の見学客の中にはバスで来ているような人たちも居ました。
見学開始時間の30分前くらいに着いたのですが、受付を済ませたあとは館内の「地底探検ミュージアム 龍Q館」という施設を自由に見学可能です。といっても施設内はそんなに広くなく、見学開始時間の1時間前くらいに来れば良さそうです。
館内には地底探検ホールというミニシアターなのがあり、そこで紹介動画を見ました。(およそ6分間だそうです。)その他、有名人のサインがたくさん飾られていたり、操作室という部屋がガラス越しに見れたり、首都圏外郭放水路や掘削機の模型などが飾られており、とても面白かったです。
見学会が開始されると、まずはパネル展示を用いて施設の説明がされます。
そのあと約200mほど外を歩いた後、建物5,6階相当の長い階段を下り、調圧水槽(本記事最初の画像)を見学できます。階段を下る途中、この調圧水槽を上から見ることができるのですが、そのタイミングでは写真撮影は禁止されていました。
調圧水槽に入り説明を受けたあとは10分ほど自由時間が設けられるので、そこで写真撮影などが可能です。
私が行ったときは床はほとんど乾いていましたが、場合によっては深さ1~2cmの水や泥が溜まっていることがあると記載がありました。ただし、係員の説明によると施設稼動後に人力でこの泥などを掃除している為、見学には問題なさそうではありましたが。
調圧水槽の見学が終わったとあとは、再び階段を上った後、第一立坑の見学ができました。この第一立坑の見学については以前(2018年8月以前)は実施が無かったようです。
ただ、第一立坑の見学は小さな穴から順番に1人ずつ下を覗くような形となっており、あまり長い時間は見られませんでした。
下記の画像は調圧水槽から見た第一立坑です。ここから見えている範囲は上1/3程度で、まだ下に2/3程度深く穴が掘ってあるそうです。
第一立坑の見学が終わるとそこで、見学ツアーは終了です。最初に説明を受けた龍Q館に戻ってから自由解散となります。
また、見学会ではスマホアプリを用いて、ARで調圧水槽に水を貯めた様子を見られるようになったり、声優の喜多村英梨さんが解説する多言語アプリが用意されていました。
声優の喜多村英梨さんのファンはお勧めですよ。
見学には幅広い年齢層の人が来ていて、子供から大人、老人まで各々楽しんでいました。外国人の方もちらほら居たので世界的にも有名なんでしょうか?
中は少し薄暗くブレやすい為か、三脚を持ってきて一眼レフで撮影している人の姿もありました。
ダム見学や工場見学とかも好きですが、この施設は一風変わっており、来たことがない人は一度来てみると良いかもしれません!
あと余談ですが、この施設から5分くらいの「道の駅庄和」の野菜が安くてオススメです。